大腸カメラ

該当する方はいますぐ大腸カメラ検査を受けましょう

  • 便潜血陽性を指摘された方
  • 血便/下血が出た
  • 40歳以上の方で親族に「癌患者」がいる方
  • 下痢と便秘を繰り返している方

上記に該当の方は大腸がんを罹患している可能性が高い方々になります。

「国立癌研究センター」の統計データ(2019年)に基づくと、大腸がんで死亡した人数は男性で27,416人、女性で24,004人と男女合わせて約5万人以上の命が失われており、肺がんに続き2番目に亡くなっている方が多い癌になります。一方で、癌を発見してから5年後の生存率は71.4%となっており、早期発見・早期治療が出来れば治る病気だということも分かっております。
がん死亡数
「私は大丈夫」「症状が出てから病院に行こう」と考えている方は危険です。上記症状に該当の方は、いますぐ大腸カメラ検査を受けましょう。

大腸カメラ検査とは

大腸カメラ検査大腸カメラ検査では、大腸(結腸と直腸)と小腸の一部を観察するために肛門から大腸カメラスコープを挿入し、これらの部位に発生したポリープやがん、炎症などを検査するものです。組織の一部をとって調べたり(生検)、ポリープや早期大腸がんを内視鏡的にポリープ切除術(ポリペクトミー)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などで切除することもできます。

大腸カメラ検査を受けるべき疾患と症状

上記のような疾患・症状がある方は大腸カメラ検査を推奨いたします。

大腸カメラ検査は肛門から先端に小さなカメラを付けた管を挿入し腸内の状況を観察します。レントゲンでは細かく見られない炎症やポリープを高解像度のカメラを通して見つけ、悪性のポリープが見つかれば大きさによりその場で切除できます。大腸がんは早期発見・早期治療ができると完治する病気です。上記の疾患や症状以外でも大腸カメラ検査は効果的な場面がありますので不安な方や大腸カメラ検査を受けてみようと考えている方はお気軽にご相談ください。

当院の大腸カメラ検査の特徴

 

①鎮静剤を使用した痛くない大腸カメラ検査

当院では、ご希望の方に鎮静剤を使用した大腸カメラ検査を提供しております。

鎮静剤使用を推奨する方

  • 大腸カメラ検査を初めて受ける方
  • 大腸カメラ検査への不安、緊張が強い方
  • 以前の大腸カメラ検査で強い痛みを経験した方
  • 腸の神経が過敏な方(すぐにお腹が痛くなる、過敏性腸症候群の方など)
  • 腹部の手術経験がある方(胃の手術、子宮、卵巣のなど)

大腸カメラ検査ともなると、胃カメラ検査以上に不安・緊張(羞恥心)を強く感じる方もいらっしゃるでしょう。鎮静剤を使用することで、不安や緊張を和らげることが可能です。 ウトウトと眠っているような状態で検査を受けられるため、ほとんどの場合はまったく苦痛や不快感を覚えることがありません。
鎮静剤の効果には個人差がありますが、深くリラックスしているため、検査もスムーズに進み、時間も短縮できます。 検査後は、鎮静剤の効果が切れるまでリカバリー室でゆっくりお休みいただけます。

鎮静剤を使用した際の注意点

  • 検査後は車、バイク、自転車の運転ができません。鎮静剤を使用する場合は公共交通機関を使ってご来院ください。
  • 鎮静剤も薬剤であるため、統計的にある一定の頻度で副作用の報告があります。血圧や呼吸の一次的な低下や、アレルギー反応などです。
 

②経験豊富な医師による大腸カメラ検査

内視鏡検査大腸カメラ検査は場合によっては手術が伴う検査になります。また、費用も決して安くない例数です。年1,500件以上の内視鏡検査暦を有する医師が施行致します。

 

③患者様に合わせた下剤服用体制を完備

院内下剤下剤と聞いて、不安になる方は多いのではないでしょうか。腸の状態が不安、下剤服用後に公共交通機関で失禁するリスクが怖いなどのお悩みがあるかと存じます。そのような方には院内で下剤が服用できるスペースもご用意しておりますのでご活用ください。もちろん家の方が落ち着いて飲めるというご意見もあるかと存じます。そのような方は自宅での下剤服用を推奨しております。

 

④日帰りポリープ切除可能

当院では20mm以下のポリープであればその日中に切除することが可能です。しかし、抗血栓薬(血液をサラサラにするお薬)を内服中の患者様や、大腸ポリープの大きさや形から当院で切除出来ない場合もございますので、予めご了承をお願い致します。

 

⑤大腸カメラ検査と胃カメラ検査の同日実施対応

診察胃カメラ検査を受ける際に大腸カメラ検査も一緒に受けたいというニーズがあります。そのニーズに応えるために当院では胃カメラ検査と大腸カメラ検査の同日検査を行っております。ご希望の際はお気軽にご相談ください。

 

⑥ハイビジョン大型モニターを観察しながらの検査

内視鏡検査機器当院ではオリンパスの最新内視鏡検査機を使用しております。医師の腕が良くても内視鏡の画素数が低いと見つけられない腺腫があります。当院では、最新の内視鏡検査機を導入することで小さな腺腫も発見できるように努めております。

 

⑦プライバシーに配慮したリカバリールーム

リカバリールーム鎮静剤を使用した大腸カメラの場合30分∼1時間程度リカバリー室にてお休みいただきます。その際に院内の患者様と接触がないようリカバリー室をカーテンで区切っております。ご安心ください。

 

⑧土曜日の大腸カメラ検査

診療時間表平日は仕事が忙しくて、お子様の面倒を見ないといけなくてなどのお悩みをお持ちの方必見です。当院では土曜日も大腸カメラ検査を実施しております。便潜血陽性で大腸カメラ検査を受けたいがなかなか近くのクリニックでは土曜日に大腸カメラ検査を受けられなくて諦めていた方は当院で大腸カメラ検査をご受診ください。

 

⑨徹底したカメラの洗浄と消毒

洗浄機内視鏡検査で用いた処置具などの器具は徹底的に洗浄・滅菌したものを患者様ごとにご用意して使用しております。内視鏡洗浄機やオートクレーブなどを用い、内視鏡学会で定められたガイドラインを遵守して感染症防止に努めています。

大腸カメラ検査の流れ

Step1検査予約

お会計大腸内視鏡は完全予約制で1日がかりでの検査となります。検査前に診察を必ず受けていただく必要がありますので、まずは外来診察にお越しください。
なお、血便などの症状がある方や、緊急性が高いと判断された方の場合は、当日に検査を行うこともありますので、症状がある方はなるべく食事を抜いてからご来院ください。

留意事項

内視鏡検査は、検査時に大腸の粘膜を切り取って病理検査をする生検やポリープ切除などを行うことがあります。そのため、普段から血液をサラサラにする薬(抗血栓薬)を服用されている方は、傷口からの出血が止まらなくなってしまう可能性があります。該当する薬の服用をされている方は、検査前に必ずお申し出ください。

Step2検査前日、検査当日の朝

下剤前日の食事は腸管に残りやすいキノコ類、こんにゃく、根菜などの食物繊維はなるべく控えてください。検査前日の午後9時以降にお渡しした前日用下剤を飲んでください。
検査当日、ご自宅で前処置の下剤を飲まれる方は、指示された時間から下剤を飲み始めてください。下剤を飲んでから、およそ3時間ほどで終了します。排便が落ち着いたらご来院ください。
※当日検査をされる方は、来院された後に院内で当日用の下剤を飲んでいただきます。

Step3検査前

受付ご来院されたら、まず便の状態を確認させていただき、検査が受けられるかどうかを確認します。そのため自宅で最後にした綺麗な状態の便を携帯で写真を撮っていただけますと幸いです。便やカスが残っている状態だと、正確な検査を行うことができません。便秘などで十分に下剤の効果が出なかった方は、追加下剤または浣腸をすることがあります。
検査の準備が整い次第ロッカールームで、大腸内視鏡検査専用の検査着に着替えていただきます。専用の検査着に着替えることで、検査時の汚れや羞恥心を気にすることなく検査が受けられます。

Step4大腸内視鏡検査

内視鏡検査検査ベッドに横向きで寝ていただき、血圧、血中酸素飽和度を測ります。準備が整い次第、適量の鎮静剤を点滴ルートから注射して検査を始めます。
検査はおよそ20〜30分程度で終了します。生検やポリープ切除を行った場合は、これよりさらに時間を要することがあります。

Step5検査終了

ストレッチャー移動検査が終わったら、ストレッチャー(動くベッド)でリカバリー室までご移動していただきます。鎮静剤の効果がなくなるまで、リカバリー室でゆっくりお休みください。
すっきりと目が覚めた状態になりましたら、検査時に撮影した画像をモニターで確認しながら、担当医師より検査結果をご説明させていいただきます。

費用

大腸内視鏡(大腸カメラ)検査・手術費用

  1割負担 3割負担
大腸内視鏡検査のみ 2,000円ほど 6,000円ほど
大腸内視鏡+生検+病理組織検査 約3,000円~約5,000円程度 約9,000円~約15,000円程度
大腸内視鏡+ポリープ切除+病理組織検査 約7,000円~約10,000円程度 約20,000円~約30,000円程度

※金額は概算になります。事前検査分(血液検査等)は含まれておりません。
※大腸ポリープを切除すると「内視鏡手術」として生命保険の還付金がおりる場合があります。生命保険や医療保険に加入されている方は、保険会社にご確認ください。

よくある質問

がん検診で便潜血検査が陽性だったのですが、次に何の検査をした方がよいですか?

一度でも便潜血が陽性となった方は必ず大腸内視鏡による精密検査が必要になります。検査方法としては全ての大腸を内視鏡で観察するか大腸の途中まで(S状結腸まで)を内視鏡で観察することと注腸X線検査の併用が行われています。以前は後者が多く行われておりましたが、現在は大腸内視鏡検査の精度、技術が向上し、病気の見落としが少ないこと、注腸X線検査には施設間で精度に差があることなどから原則として全てを大腸カメラ検査することが推奨されています。

大腸カメラ検査前日の食事は何を食べればいいですか?

コンソメスープや具材の入っていないおにぎりや素うどんが良いです。また、悩んだ際は検査食を推奨いたします。ご希望の際はお気軽にご相談ください。

当日は公共交通機関以外で来ては行けませんか?

鎮静剤を使用する際は歩きか公共交通機関、もしくはお連れ様の送り迎えが必要になります。どうしても自動車や自転車の移動が必要な方は鎮静剤を使用しない内視鏡検査になります。

著名者
世田谷等々力駅前内科・内視鏡クリニック
院長 白水 将憲

  • WEB予約
  • 03-5707-3808
TOPへ